敵のペナルティーエリア外でパスを預かった佐藤は、ふたりに囲まれていたが反転させながら足裏でボールを操ってマークを振り切ると、一気にゴール前に進出して価値ある得点をものにした。

 後半の本郷は得点機会が多かった。12分と22分、いずれも左ウイングバック大塚晶裕(2年)の左クロスから、西田が惜しいヘディングシュート。29分には山本が決定的なシュートを放ち、アディショナルタイムにも、途中出場のMF吉田然(2年)が絶妙の縦パスを入れ、もう少しでGKと1対1になるところだったが、一歩早くGK宇賀谷に捕球された。

 本郷は前回大会に続いて初戦で姿を消したが、溝辺基監督は「37人の部員の大半が本郷中サッカー部の選手で、3年生が7人だけという陣容でしたがよく戦ってくれた。まじめで頑張れる選手ばかりです」とファイトしたイレブンを褒めた。しっかり守ってから少ない好機を仕留める作戦だったそうで、「試合の入りが良かったので何とか1点取りたかったのですが……」と残念がったが、「下級生が経験を積めたので、新チームでは中心になってくれることでしょう」と期待を寄せた。

 初戦に続いての無失点勝ちでベスト8に進んだ東久留米総合の加藤悠監督は、「難しい試合を想定していましたが、その通りになりました。選手権予選はカテゴリーなど関係ありませんね。本郷さんはセンターラインに好選手がいて、球際のバトルも強かった」と述べ、相手の奮闘をたたえた。

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▽第105回全国高校サッカー選手権東京予選
第105回全国高校サッカー選手権東京予選