延長で先手を取られたときはさすがに焦ったそうだが、「細田に負けた去年の経験を生かし、積極的に声をかけて周りを励ましました。自分はうまくないけど体力だけはあるので、3回戦もいろんな所に顔を出して勝利に貢献したい」と浦和西との“浦和ダービー”に意欲を示した。

 薄氷を踏む思いで初戦を突破した野崎正治監督は、「よく追いついたと思う。あれが大きかったですね」とひと息つくと、「相手はうちのやり方をよく研究していました。粘り強く対応されたが、鍛えて鍛え抜いた3年生が戦えるようになった。決して上手ではありませんが、本当に努力しています」と目を細めた。3回戦については「うちはどこが相手でもじれずに戦い、我慢比べをするだけです」と謙虚に語った。

 久喜北陽との1回戦に3-0で快勝した東農大三だったが、2失点で無念の逆転負け。ベテランの掛川勇二監督は「今年のチームはボールを動かせるのですが、相手のプレスが厳しくてなかなかうまくいきませんでした」と残念がり、「ヘディングとセットプレーの対策をしてきたのですが、最後はそのふたつにやられました。また戦えるチームをつくって頑張ります」と捲土重来を誓った。

(文・写真=河野正)

▽第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選