刺すか刺されるか 北信越の技巧派集団・帝京長岡が昨年度の選手権覇者・岡山学芸館を下し初昇格王手

帝京長岡イレブン

 刺すか刺されるか--。緊迫感が漂う一戦を制したのは北信越の技巧派集団だった。

 12月8日、高円宮杯U-18サッカーリーグ2023プレミアリーグプレーオフ(参入戦)の1回戦が広島県内で行われ、東広島運動公園陸上競技場の第1試合は帝京長岡岡山学芸館の顔合わせに。プリンスリーグ北信越王者と、昨年度の選手権覇者の一戦は立ち上がりから拮抗する。

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 ボールを支配する帝京長岡に対し、岡山学芸館は組織的な守備と鋭いカウンターで応戦。中盤での攻防も激しさを増し、そこかしこで潰し合う展開になった。帝京長岡はMF水川昌志(2年)やMF山村朔冬(3年)がゲームを締め、岡山学芸館は田口裕真(3年)と田邉望(3年)のボランチコンビが豊富な運動量を生かして最終ラインの手前で防波堤となった。「押し込んだとしても中央に差し込めない」と振り返った古沢徹監督の言葉通り、互いに決定打を繰り出せない。前半が終わった時点でスコアレス。シュート本数も帝京長岡が4本、岡山学芸館は2本と、互いに譲らずハーフタイムを迎えた。

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▽高円宮杯U-18サッカーリーグ2023プレミアリーグプレーオフ(参入戦)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2023プレミアリーグプレーオフ(参入戦)