神村学園 vs 近江(写真=矢島公彦)

 「相手のストロング、ウィークを分析するところで殴り合いになるという結論だった」。近江・前田光孝監督は覚悟を決めていた。

 「最初から神村学園相手にゼロで抑えるのは無理なのはわかっていた。1点取られたら、2点。2点取られたら3点。3点取られたら4点と最初から殴り合うぞと」

 「ウィークポイントはあるが、そこで勝負しても選手は楽しくない。自分たちのストロングでやろうと。そこに振り切れた。10:0、9:1くらいにそっち(攻撃)にメーターを振り切って」

 強豪・神村学園といえど点の取り合いは百も承知。必然のスコアといえる。

【次のページ】 準々決勝 神村学園 vs 近江(5)

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権