神村学園MF14名和田我空(写真=矢島公彦)

 近江は後半13分、MF6川上隼輔(3年)のクロスに前半途中から起用されたMF13山本諒(2年)がヘディングで押し込み同点。しかし15分、神村学園MF14名和田我空(2年)が直接フリーキックを決め逆転。

 これでなにかスイッチが入ったのか、近江が猛攻をしかける。神村学園、防戦一方のなか、26分、コーナーキックからMF13山本(2年)がふたたび頭で決め、3‐3の同点。このままPK戦突入と思われた後半アディショナルタイム。コーナーキックから最後はMF7鵜戸(3年)が押し込み、近江が4‐3で競り勝ち、ベスト4進出を決めた。

 取って取られて、追いついて、突き放す。80分間、終始一貫、攻め倒した近江。10117人の観衆を巻きこむ、熱い試合だった。

【次のページ】 準々決勝 神村学園 vs 近江(4)

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権