日大藤沢、橘を下し全国切符を獲得!肝は『呼応』

先制点を決めた日大藤沢MF安場壮志朗(写真=佐藤亮太)

 令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選は18日、準決勝2試合が行われた。

 第2試合、日大藤沢対市立橘は17分、日大藤沢、CKからMF10安場壮志朗が体勢を崩しながらもボールを足で引き寄せ、右足でシュートを決め、先制。25分、日大藤沢FW19森重陽介からパスを受けたMF8岡西亜憐がドリブルを仕掛け、右サイドに進入し、ボール中央にパス。これをMF11仲川颯一が蹴りこみ、2点目を挙げた。後半にむけ「ひとつひとつのプレーから」「焦らずに」と立て直しを図る市立橘。3トップの一角FW5田中優太郎が左サイドからチャンスを作るなど、手数を増やして迫るも及ばず。終了間際の79分、FW板倉幹汰のパスからFW10髙村桜輝が決め、1点返すもタイムアップ。2-1で日大藤沢が決勝に進み、全国大会への出場権を得た。

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 ここまでの道のりを「紆余曲折」と評した日大藤沢・佐藤輝勝監督。

 主力の右サイドバック 植田海音が腓骨骨折で長期離脱。また今大会初戦の相手、相模原弥栄戦では監督曰く、勝てるだろうという甘えから試合を難しくし、PK戦を制し勝ち上がった。この辛勝が利いたのだろう、佐藤監督は「法政二戦、そして橘戦とチャレンジャーとして強気でやってきたことが結果につながった」と総括した。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
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