PK戦の末に目黒日大が2次トーナメントへ。GK鈴木悠斗が3つのストップを決める

都大会進出を決めた目黒日大イレブン(写真=石黒登)

 9月19日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の1次予選ブロック決勝が行われ、目黒日大海城の一戦はスコアレスからのPK戦の末に目黒日大が勝利した。

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 互いに高い位置に起点を作ろうとする中で、海城はトップ下のMF小笠原悠太(2年)が攻撃を操りつつ、FW赤尾将真(2年)やMF川津龍太郎(2年)がゴールを狙う。一方、目黒日大はボールを持てるMF和泉輝士(2年)が起点となって攻撃に繋げる。

 スコアレスで迎えた後半も一進一退の展開に。海城は14分、MF小笠原のパスに抜け出した川津が決定機を迎えるが、前に出た目黒日大GK鈴木悠斗(2年)がブロック。33分にはループシュートがクロスバーに当たったこぼれを途中出場のFW小林勇太(1年)が詰めに行くが、これもポストに阻まれてしまう。逆に日大目黒は終了間際、クロスのこぼれ球を途中出場のMF廣澤宏介(2年)がミドルシュートで狙うが、ここは海城GK立白駿太郎(2年)がファインセーブで防ぎ、難を逃れた。

 延長戦でも決着はつかず勝負の行方はPK戦へ。するとここで活躍したのが目黒日大の守護神・鈴木だ。緊張のかかる先行の1本目を右に飛んで止めると、後攻の海城GK立白も止め返してきた中で2本目は今度は左でストップ。さらに4本目も阻止するなど3つのストップを決めて殊勲のヒーローとなった。

(文・写真=石黒登)

▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選