駒澤大学高等学校vs成立学園

駒澤大学高等学校がワンチャンスをモノにし8強へ

 6月11日、平成29年度高校サッカーインターハイ東京都予選2次トーナメント1回戦で駒澤大学高等学校成立学園を1-0で退け2回戦に駒を進めた。

 地上戦で足元の技術で勝る成立学園は中盤8番キャプテン鈴木晧と6番菅原克海を中心にボールを保持して主導権を握りたい。更に10番佐久間峻希とスピードのある11番窪田稜も絡みゴールに迫れば勝機が見えてくる。

 対する駒澤大学高等学校は長身でスピードを兼ね備えた19番池間敦也とフィジカルの強さと懐の深いボールキープが持ち味の11番キャプテン米谷拓海のツートップにボールを放り込み2次3次攻撃を狙う。

 ファーストシュートは駒澤大学高等学校。左サイドから16番細川竜征が右足でクロスを上げるとDFと競り合いながらも頭ひとつ出た19番池間敦也が合わせたが、力の伝わらなかったボールはGKの手の中。しかし、立ち上がりのゲームの流れは成立学園が掴んだまま進む。駒澤大学高等学校DFラインは成立学園のプレスに合い余裕を持って前線に蹴れないため、ロングボールからの攻撃がなかなか上手く展開できない。成立学園は12分にビルドアップから受け手が上手くギャップでボールをもらいサイドへ展開。右サイドのクロスはDFに跳ね返されるもセカンドを拾った8番鈴木晧が右足を振り抜くも惜しくも左へ逸れた。

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