7日、降り頻る雨の中T3リーグBブロック第7節、武蔵対東京成徳大高の一戦が私立武蔵グラウンドで行われた。

 ホームでの戦いに臨むのはここまで6試合を終え2勝4敗と苦戦が続き、先日の選手権でも1次予選敗退を余儀なくされた武蔵。新チームへの移行が進むチームは今シーズン3勝目を手にすることはできるのか。一方、武蔵とは対照的に好調なのは東京成徳大高。6試合を4勝1敗1分けと好成績で終え、選手権でも攻撃力を武器に2次予選進出。1週間後の15日に初戦、東京都市大附戦を控える。2部昇格へ、そして選手権に向けての大事なこの試合で勝利を目指す。

 9時30分にキックオフを迎えた試合はいきなり動いた。「立ち上がり集中」と意気込んだ東京成徳大高は左MF3番・矢地祐介が右サイドに流れると角度の少ないところからファーサイドに蹴り込んで電光石火の先制点。開始50秒、チーム状態の良さがそのまま反映される形で東京大成徳大高がリードを奪う展開に。

 そんな東京成徳大高の布陣は4-4-2。先制点を決めた左MF矢地と右MF7番の両翼が突破力を武器に前線へ飛び出すと、その両サイドを活かすのは2トップを組む12番・山口泰、18番・清水駿之介。上下の位置関係から適度な距離感を保ち次々とチャンスを作り出すなど前線の4人が迫力ある攻撃を牽引した。

 すると迎えた8分、注目の両サイドからの攻撃が機能する。まずは右サイド、7 番が縦への突破からゴールを狙う。このシュートが逆サイドまで流れると、ゴール前まで詰めていた左MF矢地の折り返しを山口が落ち着いて決めた。

 チーム2点目を挙げた主将はその4分後にも卓越した個人技からゴールを奪う。12分、ゴール前中央、ドリブル突破から武蔵DFを翻弄すると左足でゴール右隅に流し込んだ。早くも3対0、個人のクオリティに加えチームとしての完成度で勝る東京成徳大高武蔵を圧倒する。

 一方の武蔵、立ち上がりこそ不安定な守備が露呈される形となったが球際の激しさを取り戻した20分辺りから守備面で健闘。CB9番を中心に凌いだと言える。しかし、ボールを奪った後が繋がらない。東京成徳大高の素早いプレスと中盤の選手を中心に状況判断の遅れによるミスが目立ち、前半は11番のミドルシュート1本に終わった。

 

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