細田学園 vs 武南

 武南は前半18分、鞭馬が右からスピーディーに駆け抜け、鋭いグラウンダーのパスをゴール前に送ったが、岩澤も鈴木も合わせられなかった。23分に攻め上がったボランチ小川慈生(3年)が、左に外れる惜しいシュートを放ち、27分には左SB八百川尚輝(3年)が入れた右CKのボールを岩澤がヘディングシュートしたが、わずかに右ポストの外側。この1分後にも主将のボランチ小山一絆(3年)のシュートがDFにブロックされ、さらに八百川がこぼれ球を拾って打ったがこれもDFに弾かれ先制のチャンスを逃した。

 S2で首位を堅持し、リーグ2番目に少ない失点を誇る細田学園は、主将のCB須佐響(3年)がまとめる守備陣と2人のボランチが連携して厳しく応対した。ボールへの寄せで一歩先んじる出足の速さや激しい当たりを継続し、展開力のある武南に持てる力の半分ほどしか発揮させなかった。上田健彌監督は「いい守りからクオリティーの高い組み立てを狙いました」と述べ、まずは守備でリズムをつくってから良質のアタックへ移行する戦略だったことを明かした。

 細田学園は前回ベスト4のレギュラーが4人残った。昨年はそろって3トップの一角だった右の小野寺快斗、左の柴崎陽斗(ともに3年)が両ウイングバックとなって外から速く激しく進出し、同じく前チームからの主力だったFW松本隼翔(3年)をターゲットにした攻撃を続けた。

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