1-0で制したかえつ有明との1次予選ブロック決勝に続き、今回も強豪を相手に無失点勝利。守備ラインをまとめるCB田中淳暉(3年)は、「どの試合でも声を掛けながら粘り強く戦うのがうちの身上で、いい守りからカウンターで点を取るのが強みです」とチームの特長を説明。延長の終盤にはPK戦を覚悟し、「もう蹴るコースを決めていました」と笑うと、「大成と戦うのが目標のひとつなので、次も必ず勝ちたい」と話し、3回戦進出を遠望した。        

 OBでもある長島監督は日大豊山の試合を2度視察。「個々もチームとしてもうまかった。相手が10人になり逆にはまらなくなった時間もありましたが、選手が自分たちの判断で修正してくれました」と喜んだ。        

 指揮を執って節目の10年目を迎えたが、今回で5大会続けて2次予選に進み、昨年までは4年連続の初戦敗退。城北が高円宮杯U-18東京都リーグ5部(T5)なのに対し、相手はすべてT3所属チームだった。「悔しい思いをしてきた主力の3年生が、引退せずに残ってくれました。その力が大きかった」と目を細めた。

 城北はかつて4度の全国高校選手権に出場した強豪。今ではサッカーより進学校として有名な古豪が、どこまで勝ち進めるのか楽しみだ。        

 一方、敗れた日大豊山の海老根航監督は「早い時間の退場は痛かったが、それでもボールは持てていました。シュートで終わる形が少なかったし、中村に頼り過ぎてしまいました。また全員で戦えるチームをつくって頑張ります」と悔しさをにじませながらも前を向いた。        

(文・写真=河野正)

▽第105回全国高校サッカー選手権東京予選
第105回全国高校サッカー選手権東京予選