ゴールに歓喜する日大藤沢イレブン

　後半に入っても日大藤沢がボールを持って主導権を握る展開。開始早々からDF植田海音を中心としたサイドからの攻撃やセットプレーなどから得点を狙う。

　厚木北は押し込まれながらも、DF森優介やDF井上隆一らが守備でハードワーク。DF井上は何度もシュートブロックを見せるなど献身的な働きを見せる。攻守からボールを奪うと、MF浦やMF石井、FW和田大志らを中心に日大藤沢ゴールに迫る。

　後半22分、厚木北はゴール前からMF石井がシュートを放つも日大藤沢GK岡本亜鶴がセーブ。

　日大藤沢は後半終了間際、MF宗次柊真からのクロスにFW森重がヘディングシュートを叩き込むもわずかに外れノーゴール。その後後半終了のホイッスルが吹かれ、試合は延長戦に突入する。

　延長に入るとついに試合が動く。延長前半5分、日大藤沢はCKのチャンスを得ると、DF宮崎達也CKからDFアッパ勇輝がヘディング。さらにゴール前で混戦を生むとFW森重に代わって延長から出場したMF有竹翔吾が左足で押し込み、ついに先制する。

　さらに日大藤沢は延長前半9分にもMF有竹がヘディングシュートを叩き込み2点目を奪うと、延長後半8分にもDF宮崎のCKが直接ネットを揺らし勝負を決める。すると間もなく試合終了のホイッスルが吹かれ、日大藤沢が3-0で厚木北に勝利。決勝進出を果たすとともに、3大会連続の関東大会本戦出場を決めた。