神村学園FW福田師王(写真=森田将義)

 8番MF則松隼人が左後方から前線にフィードを入れると、福田が胸トラップで後方へ。真っ先に反応した大迫が降り抜いた左足シュートがゴール右隅に決まった。試合は3-2で神村学園が勝利。大迫は「最後に点を獲ったり、結果の所には拘っている。有村先生が望んでいるようなプレーは出来ていませんが、最後はチームを勝利に貢献できるプレーがしたい。3点目はなぜか入ると思っていた。今日は点が入る気がしていたので、最終的に結果が出て良かったです」と口にした。

 劇的な勝利を掴んだが、冒頭の言葉の通り、選手、監督共に満足はしていない。「勝てているからOKというわけではないですが、勝って今は1位につけている。ここから改善しければ、もっと強いチームになれる。今は焦れずに頑張っていきたい」と話すのは大迫だ。苦しい時期を過ごすが、乗り越えた先には必ず明るい未来が待っている。神村学園らしい観客を沸かす連携に磨きをかけながら、チーム力を高めていってくれるはずだ。

(文・写真=森田将義)

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