最後までリードを守り切った九国大付、1位でグループリーグ突破

九州国際大付vs大分西(写真=松尾祐希)

 10m前後の強風が常に吹く中で行われた九州高等学校(U-17)サッカー大会(30分ハーフ)。グループリーグ2日目はウォーミングアップから蹴ったボールが何度も押し戻され、選手のベンチとして用意されたテントも撤収するほどの悪天候になった。

 1勝1分の勝点4で最終戦を迎えた九州国際大付は、2連敗中の大分西と対戦。「風上を取れたら、先手必勝で攻めよう」と目論んだ江藤謙一監督の言葉通り、強風を味方に付けて序盤から攻め込む。

 ロングボール主体に攻め込むと、最初の決定機は5分。川西翼(2年)が右サイドからクロスを入れると、西川大貴(2年)がヘディングでゴールを狙う。以降もフィジカルの強さを押し出しながら、主導権を渡さない。すると、17分だ。右SBの石本渉(2年)がゴール前にラストパスを入れると、背後に抜け出した川西が角度のない場所からシュート。これがネットに吸い込まれ、九国大付が先制に成功した。

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▽令和元年度第41回九州高校U-17サッカー大会
令和元年度第41回九州高校U-17サッカー大会