ヒーローインタビューを受けるMF嶋野創太(写真=河野正)

 第102回全国高校サッカー選手権山梨予選で、帝京第三日本航空との延長戦を3-2で制し、8年ぶり11度目の頂点に立った。決勝点をものにした3年生のMF嶋野創太は、準決勝でベンチ外になった悔しさを決勝の大舞台でぶつけ、選手権切符獲得の立役者となった。

【フォトギャラリー】日本航空 vs 帝京第三

 「初戦からスタメンで出ていたんですが、このところ調子を崩していて前回(準決勝)はベンチにも入れずサポートメンバーだったんです。このままじゃ駄目だと思い、自分のゴールでチームを勝たせたい気持ちが強く、決勝までの1週間は本当に燃えました」

 帝京第三は試合序盤から外をうまく使ってリズム良く攻め、FW遊佐凛太朗(3年)がくさび役となって2次攻撃につなげた。右SB福司楓馬(3年)の質の高いキックとロングスローも大きな武器となった。

【次のページ】 選手権切符獲得の立役者MF嶋野創太「準決勝はベンチ外。決勝までの1週間は本当に燃えた」(2)

▽第102回全国高校サッカー選手権山梨予選
第102回全国高校サッカー選手権山梨予選