国見高校サッカー部木藤健太監督(写真=藤原裕久)

 強豪・国見が帰ってきた。第42回九州高校U-17サッカー大会で14年ぶりの優勝を果たした国見高校の木藤健太監督にインタビューを敢行。チームに感じた成長や強化、目指すチームなどについて語ってもらった。

ーー令和2年度(第42回)九州高等学校新人大会での優勝おめでとうございます。木藤監督の中では、どういう位置づけを持って挑まれた大会でしたか?

 大会の予選リーグがまず3試合あって、チームとしてそこはまず突破したいというのがありました。レベルの高い相手と公式戦を戦うことで、自分たちがどのくらいの位置にいるのかを確認したいなと。そこで今まで取り組んできたことができれば良いなとは思っていましたね。

ーー実際に予選リーグの3試合を戦っての印象はどうでしたか?

 予選3試合の中でどうにか力を発揮することができて、ギリギリの厳しい戦いを勝てたのが大きかったですね。いろいろなタイプの相手と試合を重ねるなかで、子どもたちが対応力を身につけてくれたように思います。

ーー予選を勝ち上がっての準決勝と決勝については、どんなふうに感じましたか?

 準決勝が神村学園、決勝が佐賀東という、予選リーグのときよりも力のある相手との試合だったんですが、その中で子どもたちが少しずつ、自分たちの色を出すことができたのかなと思います。大会で戦った中で神村学園が一番強いなと思ったんですが、神村学園と準決勝で戦ったことで、決勝の佐賀東戦は少し余裕を持てたのが良かったんだと思います。

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