瀬戸内の佐々木達也主将

 12月30日、第97回全国高校サッカー選手権の開会式が東京・駒沢陸上競技場で行われた。

 前年度優勝校の前橋育英(群馬)を先頭に、各都道府県予選を制した代表校48校(東京のみ2校)が堂々と入場行進を行った。選手宣誓を行った瀬戸内の佐々木達也主将は「この平成という時代に記録的な猛暑や地震、西日本豪雨災害を私たちは経験しました。被災された多くの方々は今もなお不安な日々を過ごされています。答えの出ない中で生きていくことは、苦しくて、辛い、何気なくどうしていいのかという中で、改めて考えるきっかけになりました」と今年7月に広島県、岡山県で起きた西日本豪雨について触れるとともに、「2020年東京オリンピックや2022年カタール・ワールドカップに胸を馳せながら、新たな時代の幕開けとなる歴史の1ページを作るべく、ここから一歩を踏み出します」と力強く宣言した。

 冬の高校日本一を決める同大会は14日に埼玉スタジアムで決勝戦を迎える。

▽第97回全国高校サッカー選手権
第97回全国高校サッカー選手権日程結果