■不安や緊張を「気持ちの持ちよう」で変えることは逆効果!

メンタルビジョントレーニングを提唱している、臨床心理士の松島です。

練習や勉強…やる気を出したいけど、「やらなきゃやらなきゃ」は余計やる気が失せる…という経験はありませんか?

心理学では生理的覚醒をする(気合いをいれる)と優勢反応(強いほうの気持ち・例えば「面倒だな…」「遊びたいな」など)が強くなると言われています。

つまり、気合いをいれると、練習をサボりたい人や勉強をしたくないは、むしろその気を失ってしまうのです。

これを防ぐには、「とりあえず15分やることを決めてやる」だけ。

集中力の波は15分周期。
テレビの番組も、約15分ごとにCMが入りますが、これは番組を飽きずに見てもらえるための効果的な方法だからです。
こんな風にココロ状態はメカニズムを知ればコントロールができるものなのです!

では、試合や受験に負けないココロの作り方に戻りましょう。

ここのこの場面での大敵は「緊張」「不安」。

しかし、緊張や不安は、自分を身体や心の危険から守るために必要な反応。
ただ、必要以上に強く感じてしまうと、大事な時に力が発揮できないということが起こってしまいます。

緊張するのは当たり前。それをコントロールできるようになることで差がつくのです!

コントロールできるようになるためには、まずメカニズムを知りましょう☆

【次のページ】 メンタルビジョントレーニング 第1回「試合や受験に負けないココロの作り方」(2)