14日に開幕した第93回全国高校サッカー選手権大会東京都大会もいよいよ戦いは次のステージへ。2回戦全16試合を大展望!Bブロック第2弾は、以下4試合を紹介!

■都立野津田対都立隅田川

 総体での躍進が記憶に新しい都立野津田の初戦。前回大会、地区予選から登場すると2次予選初戦を含む4試合で22得点と攻撃力が爆発し注目を集めたが迎えた2回戦、駒澤大学附属高校の前にその攻撃力は影を潜め0対4と完敗を喫した。7年連続での2次予選を戦う今大会、注目の“野津田スタイル”は総体からどのような進化を遂げているのか。「T3リーグ昇格」に加え「選手権都大会ベスト4」を目標に掲げ戦ってきた今シーズンの締めくくり、最後の戦いがいよいよ始まる。対するは都立隅田川。初戦では明治学院を延長戦の末、下して2回戦にコマを進めてきた。堅守速攻スタイルで1回戦同様、試合を通して積極的に攻める姿勢を貫きベスト8進出を果たしたい。

■都立片倉対実践学園

 8年ぶりの出場を果たし、全国のサッカーファンが注目した開幕戦で勝利を飾った第91回大会以来の全国を目指す実践学園。今季は、総体での早期敗退を余儀なくされたものの、T1リーグでは17節を終了し、11勝1敗5分けで堂々の首位。T1優勝、プリンスリーグ昇格も視野に入れている。大きな期待を胸に臨んだ今大会初戦では大成の粘りに苦しみながらもなんとか勝利を掴んだ。並み居る強豪との激戦で培ってきたリーグ最少失点を誇る守備力は今大会屈指。順当な勝利でホーム、実践学園高尾グランドでの試合が予定されている準々決勝に駒を進めたい。対するは劣勢必至の都立片倉。1次予選からの全4試合で3試合を完封で勝利するなどこちらも強みは堅守と言える。80分を通して実践学園の攻撃に耐える時間が長くなると予想される中、なんとか一矢を報いたい。

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