14日に開幕した第93回全国高校サッカー選手権大会東京都大会もいよいよ戦いは次のステージへ。2回戦全16試合を大展望!第2弾は第1弾に引き続きAブロック4試合!

■暁星対東海大菅生

 名将林義規監督率いる全国出場10回を誇る古豪が初戦を迎える。暁星の基本布陣は4-4-2。総体で成立学園に喫した大敗から再スタートを切り臨む今大会。全体的に豊富な運動量を誇るチームだけに粘り強い守備の継続と試合を通して走力で上回ることが勝利への条件になるだろう。対するは3年連続で西が丘を経験している東海大菅生。4-4-2の布陣から繰り出す強力なサイド攻撃を武器に1次予選を勝ち上がると迎えた2次予選初戦では都立東大和南に6対0の大勝を収めた。悲願の全国へ強さと速さを兼ね揃える両翼はチームの生命線となる。尚、決戦の3日前、10月1日にはT3リーグ最終節での対戦を控える両チーム。前哨戦の結果も含め目が離せなくなりそうだ。

■堀越対専修大附

 怒涛の快進撃で決勝まで勝ち上がるも修徳の前に屈し全国を逃してからちょうど2年。当時先輩の悔し涙を目の当たりにした1年生は現在3年生となりチームの中心として活躍。高校サッカーの集大成となる選手権、堀越が2年前に西が丘に残した忘れ物を取り返すべくまずは2回戦に臨む。今大会初戦では都立国分寺を3対0で下すなど好調さを覗わせたもののその後行われたTリーグでは駒澤大学付属高校、帝京にいずれも5失点を喫する大敗。守備へのテコ入れに余念がないが、これまでT1リーグに所属し強豪との対戦で培った経験値はチームが苦しい時期に大きな財産として働くだろう。その堀越に挑むのは1次予選から勝ち上がり、2次予選初戦でも都立松が谷を逆転で下した専修大附。4-4-2の布陣から中盤でしっかりと攻撃を組み立てる印象。格上相手にも自分たちのスタイルを貫き通し、金星を掴みたい。

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