本格的な新チーム始動が目立つ高校サッカー界。高校サッカードットコムでは新シーズンに飛躍を見据える全国の強豪校を紹介する。

【vol.17東福岡(福岡)】
 17年ぶりの総体制覇で史上初の高校3冠を達成した97年の再来を予感させた2014年シーズン。しかし随所で強さを見せつけながらも、終わってみればプレミアリーグWESTではユース勢に屈して中位、さらには優勝候補大本命と位置づけられた選手権では3回戦敗退と、3冠の期待を裏切る結果に。果たして新シーズンは東福岡にとってどんな1年になるのだろうか。

 昨シーズンの東福岡は、超高校級として注目を浴びたMF中島賢星(現横浜F.マリノス)、MF増山朝陽(現ヴィッセル神戸)の2人に加えて、MF赤木翼、FW木藤舜介、DF末永巧ら全てのポジションに全国トップレベルの選手を配置。クオリティの高い個が集まって織り成す4-3-3の攻撃型システムは充実の完成度を誇り、確実に他を凌駕していた。しかし昨夏の総体優勝以降、打倒東福岡を目標に掲げレベルアップを図ったライバル達の徹底マークに苦しんだこともあり、選手権では早期敗退を余儀なくされた。

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