あれだけの戦力を保持しながらも及ばなかった3冠の夢は次世代に受け継がれるが、先日の第36回九州大会では準決勝で国見に敗れ3位に終わるなど、チームはより一層のレベルアップが求められる。新チームにとって全体の底上げが急務とされる状況は、昨シーズンのチームの中で、3年生を除くレギュラーがU-17日本代表GK脇野敦至のみであったことからも一目瞭然だろう。

 再スタートをきる“赤い彗星”。過去の栄光と向き合う宿命と、周囲の大きな期待を背負う新生東福岡の挑戦はもうすでに始まっている。

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