小倉輝生がハットも3地区は逃げ切れず、1地区とドロー

 2月12日、平成28年度地区選抜U-16研修大会 Aブロック第2試合。結果次第で来年度のBブロックへの降格が決定する今試合、都立深川の堀監督が率いる1地区と都立上野の市川監督が率いる3地区が激突した。
 前半は3地区の一方的なペースで試合が進む。12分に3地区は左からのクロスをファーサイドで構える11番小倉輝生(成立学園)が折り返したところを3地区の攻撃陣を牽引する9番慶野皓哉(東京成徳大高)が頭で合わせて先制点をあげる。10番横田雄希弥(東京成徳大高)、14番布施谷翔(駿台学園)を中心に攻撃を繰り返し1地区にじりじりとダメージを与えると前半終了間際の42分に左CKからゴール前混戦になったところを11番小倉が押し込み追加点。勝たなければ残留できない3地区にとっては最高の形で後半へと折り返す。

 後半2分、またしても3地区が追加点。左からのクロスに後ろに11番小倉が下がりながら左足を振りぬくビューティフルゴールでリードを3点差に広げる。1点が欲しい1地区は7分に味方のポストプレーから9番長野真大(関東一)が抜け出しゴールを奪い3-1。24分にゴール前FKを6番橋本翔(修徳)が駆け引きでGKの逆を突き1点差に迫る。
 30分にはGKのミスを10番刑部泰生(修徳)がGKと交錯しながら先にボールに触り同点弾。同点で残留の1地区はベンチワークとピッチの選手が意思疎通し時間をうまく使い試合をクローズ。3-3で終えた今試合で来年度のBブロックへの降格は3地区となった。

(文・写真 佐々木竜太)