試合風景

武南が準々決勝進出!

武南が玉上と加藤のゴールで準々決勝進出!

 8月10日、第4回和倉ユースU-18のベスト16の試合として、ヴィッセル神戸U-18武南の試合が行われた。

 技術の高い選手を兼ね備えて、ボールを保持しながらオーガナイズするヴィッセル神戸U-18と個人技の高い武南のショートカウンターがぶつかり合う。

 前半4分、開始早々10番加藤壮磨がボックス内で仕掛けPKを手にする。これをエース7番玉上雅大が確実に決め、幸先の良いスタートを切る。

 ヴィッセル神戸U-18はボランチやトップ下が相手のDFとMFの間で効果的にボールを受け、ゲームを支配していく。特に33番泉がバイタルで前を向いた際にはキレのあるドリブルが脅威となっていた。それに対し武南は前からプレッシャーをかける場合とは別に、リトリートしての守備もすかさず確認していた。

 互いにチャンスを作るが前半は1-0武南リードで折り返す。後半も前半同様の形でゲームが展開される。ヴィッセル神戸U-18がゲームを支配しながら、ゴールに迫る。しかし後半15分、武南が一瞬の隙を突き10番加藤壮磨が裏への抜け出しから見事ゴールを決める。これで武南が2-0とリードする。

 ヴィッセル神戸U-18はGK30番坪井がビルドアップに積極的に関わるなど、ゴールに迫るも中々崩すことが出来ない。14番原のドリブルも武南DF伊藤崇人と柳田真志に抑えられてしまう。

 最後まで激戦が続くも、武南の質の高い守備とカウンターの前にヴィッセル神戸U-18は最後までゴールを決める事が出来なかった。7番玉上雅大、11番各務竣佑、10番加藤壮磨などのタレント陣を擁する武南が2-0で勝利を収めた。

(文・写真 石津大輝)