初出場の関東一がアクシデントを乗り越え、選手権初勝利!
 第95回全国高校サッカー選手権大会。前年度優勝の東福岡の優勝旗返還。青森山田の住永翔主将の素晴らしい選手宣誓で始まった今大会の初試合は東京都B代表で初出場の関東一と11年ぶりの全国制覇を目指す滋賀県代表の野洲が激突。

 両チームとも後方からのビルドアップかを得意とするが主導権を握ったのは野洲。小刻み良いドリブルと相手の嫌なところを突くパスで相手陣地に押し込む時間が続く。そんな中9分、ファーストチャンスを迎えたのは関東一。

 相手陣地で奪われたボールを素早い切り替えで奪い返すと右サイドのMF8番篠原友哉がボールを受けると縦に仕掛けて相手と並走しながらもグラウンダーのクロスを中央へ。中で待つFW11番林健太が右足で合わせにいくが上手くヒットせず惜しくも先制点とはならず。野洲も12分にCK。FW10番徳田竣希の左足から精度の高いキックでチャンスを作るが紙一重で合わなかったが両チーム緊張感ある攻防が続く。

 22分に野洲にビッグチャンス。左サイドでから10番徳田が下がってボールを受けるとダイレクトで相手の裏にスルーパス。走り込んだFW7番高取誠隆が後ろからくるMF8番江口稜馬を見逃さずマイナスクロス。江口稜馬のシュートはGK1番内野将大に防がれゴールならず。

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