明大明治の石黒祥樹監督は「佼成学園さんが守備を徹底させていてうまくいきませんでした。やろうとしたことが出せず、苦しいゲームでした」と振り返った。苦戦の原因には得点源であり攻撃の起点となるFW9秋山が徹底マークされたことにある。

 FW9秋山は「相手の10番の選手(DF10大野涼介)からタイトなマークを受けました。身長があって強さもあって前に向くのが難しく、攻撃しきれませんでした」と話せば、FW11長崎は「秋山くんがマークされ、前を向くことができなかったので、カウンターがうまく使えず、点が取れませんでした」と手こずった様子。

 それでもPKとなったカウンターは、この2人ならではのシーンだった。起点となったセットプレーの前のこと。FW9秋山はFW11長崎にハーフウェーライン近くにいてほしいと指示した。FW11長崎は「僕らは6年間やってきたので裏に出すタイミングは共有できています。見なくてもパスは出てきます」と話せばFW9 秋山は「あとはパスするだけでした。見なくてもわかります」とあうんの呼吸があのPKを生んだ。

 守備では、佼成学園のカウンターの芽を潰すとともに、カウンターを受けても素早い反応と帰陣で封殺した。そのなか、明大明治の最大のピンチは前述の後半33分のミドルシュートのシーン。スピード、威力、コース。すべて完璧なシュートだった。

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