2日、フクダ電子アリーナで流通経済大柏(千葉)と矢板中央(栃木)の第93回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が行われた。

 作陽との激戦を制した流通経済大柏と、松山北を大逆転で下し初戦を突破した矢板中央の一戦は、初戦同様に緊迫した試合展開であった。

 まずチャンスメイクしたのは流通経済大柏。開始直後、右サイドからの折り返しを久保和巳が合わせるも、惜しくもゴールならず。その後、矢板中央もチャンスを作ったもののゴールは生まれず、スコアレスのままハーフタイムに突入。

 こう着状態が続いたゲームの均衡を破ったのは48分の流通経済大柏。こぼれ球を小川諒也がゴール左に蹴りこみ、欲しかった先制点を手にする。

 一方、なんとかして、後半の早い段階で同点に追いつきたい矢板中央。58分、左サイドからロングスローが関岡亮太のもとへ。これを関岡亮太がゴールに突き刺し、矢板中央がついに同点に追いつき、試合を振り出しに戻す。 

 その後も両チームともチャンスをものにできず、試合の行方はPK戦へ。2試合連続のPKとなった流通経済大柏だったが、今日もGK瀬口隼季がゴールを見事に守り切り3回進出を決めた。

 尚、この一戦を制した流通経済大柏はベスト8を賭けて3日、明徳義塾を2回戦で下した水橋(富山)と対戦する。