佐賀東FW21宮﨑空夢(写真=田原豊)

 一方の佐賀東は、引いて堅陣を築く富山一に対し、焦れずにポゼッションして攻撃の糸口を探る。すると29分、右サイドでボールを奪うと、MF9宮川昇太(3年)がサイドチェンジ。ボールを受けたMF16右近歩夢(3年)は、美しいコントロールショットをゴール右に決めた。

 さらに佐賀東が畳みかける。同点弾直後の30分、相手からボールを奪ったFW21宮﨑空夢(3年)がMF7西川葵翔(3年)へ絶妙なスルーパスを供給。MF西川は相手GKとの1対1を冷静に制し、逆転ゴールをマークした。

 後半に入ると1点ビハインドの富山一が反撃。厚みのある攻撃を繰り出し、サイドからクロスを上げてゴールを狙う。しかし、相手の堅守を崩しきれない。

佐賀東 vs 富山第一(写真=田原豊)

 対する佐賀東も、すぐさま反転攻勢に出る。50分のCKでは、一度は相手に弾かれたものの、こぼれ球を拾って2次攻撃。MF10江口恭平(3年)のクロスにMF8大島弘賀(2年)が飛び込んだが、決めきれなかった。

 だが、このチャンスを機に佐賀東の勢いが増す。53分には、右サイドでスピードを活かしたMF宮川が、対峙したDFを振り切って山なりのクロスを上げる。ゴール前で合わせたFW宮﨑がヘディングシュートでネットを揺らした。

 またしても得点直後の55分には、相手GKのファンブルを見逃さなかったMF右近が追加点を奪取。さらに60分には、MF右近が放ったシュートのこぼれ球を詰めた途中出場のFW11最所大星(3年)が5ゴール目をマークした。

 終盤は富山一の意地の攻撃を受けたがゴールを許さず、一気呵成に5ゴールを積み上げた佐賀東が快勝。準々決勝に進出した。

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権