インハイ王者の明秀日立、PK戦を制し16強 東海大仰星は先制するも僅かに及ばず

先制ゴールを決めたDF3飯田朝陽

 第102回全国高校サッカー選手権は31日に2回戦を実施。等々力陸上競技場で行われた東海大仰星(大阪)と明秀日立(茨城)の一戦は1-1(PK6-5)で明秀日立が勝利した。

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 思わぬ形で試合は動いた。12分に先制点を奪ったのは、東海大仰星。GK1森本真幸(3年)のキックが相手陣内まで伸び、明秀日立のゴール前でバウンドした。DF3飯田朝陽(3年)が落下点に入ったが、同じくボールに反応した仰星の選手に押される形になり、バランスを崩すと、拾ったMF11小林旺誠(3年)がフリーでゴール左隅に決める。

 ファールを取られてもおかしくないシーンで、明秀日立のベンチは抗議したが、判定は覆られない。アクシデントとも言える失点に気落ちした様子も見られたが、萬場努監督はこう振り返る。「精神的にも少し難しかったけど、主導権を握って、1試合通してきちんと勝ち切ることが大事だとすぐ切り替えた。失点はネガティブでしたが、落ち着いて対応できたかなと思います」。

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▽第102回全国高校サッカー選手権
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