北海 vs 大手前高松

 大手前高松が先制すれば、北海が追いつく。一進一退のゲームは最後まで予断を許さない展開となった。

まずは10分、MF17大谷海聖(2年)のシュートのこぼれ球に反応したFW9山村音喜(3年)が押し込み、大手前高松が先手を取った。だが、後半の立ち上がりに北海のFW11野村光希(3年)がPKを落ち着いて決め、1対1のイーブンに戻す。その後、互いに“2点目”を奪えず、こう着状態が続き、ついにPK戦へと突入した。

 先にけるのは北海。一人目のキッカーとしてボールをセットしたのは同点PKをゲットしていた野村だった。1試合のなかで、2本のPKをける難しさを感じながらも同点PKと同様、ゴール右にけり込んだ。

 「どちらにけろうか、少し迷いましたけど、いつもどおりの自分のやり方を貫きました」(野村)

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▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権