試合風景

佐藤和の先制弾で喜びを分かち合う日本航空イレブン

DF佐藤和斗が先制ゴール!2-0で日本航空が仙台育英に勝利

 09年度以来の全国高校総体出場となった日本航空。対するは2年ぶりの大舞台となった仙台育英。この両者の対戦はセットプレーの精度が勝敗を分けることとなった。

 序盤から共に球際で激しい攻防を見せ、攻守が目まぐるしく変わる展開となった。その中で先に好機を作ったのは日本航空。主将・DF佐藤和斗がロングスローでゴール前にボールを入れると、ボランチのMF村松鉄修がヘディングシートを放つ。しかし、これは枠を捉え切れず、先制点とはならない。対する仙台育英も35分にFW村山聡太が左足でゴールを狙うがGK正面。互いにネットを揺らせないまま、前半を終えることになった。

 迎えた後半も前半同様にタフな展開が続いたが、後半も先にチャンスを作ったのは日本航空。48分に村松の右CKから佐藤和がヘディングシュートを放つも、ボールは真上に行ってしまう。それでも、こぼれ球を繋ぐと最後は再び佐藤が反応して均衡を破ることに成功した。

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