帝京長岡 vs 開志学園JSC

 だが、78分。開志学園JSC陣地でボールを奪った帝京長岡MF山村朔冬(3年)が相手GKの頭上を越す超ロングシュートを沈め、リードを再び4点差に広げる。終了間際、前線に攻め上がった開志学園JSCのDF小林和歩(3年)が左足シュートをねじ込むが、最終スコア5-2で帝京長岡が優勝を決めた。

 帝京長岡は組織と個を融合させた攻撃力で他を圧倒し、初戦の3回戦から5試合で30得点をマーク。この日もシュート26本を放った。全国選手権への切符を勝ち取った堀主将はホッとした表情を見せながらも、「選手交代後に失点が重なった。(途中出場の)2年生がもっとゲームになじめるようにフォローしなくてはだめ。全国は1点が勝負を左右する。全員で攻守をもっと磨きたい」と反省を口にした。2得点1アシストの新納は「ゴールとく役割を果たすことはできた。全国でもゴールへ向かう部分で貢献したい」と話した。過去2大会で全国4強まで勝ち上がっている帝京長岡は、10度目の挑戦で県勢初の日本一を目指す。

▽第102回全国高校サッカー選手権新潟予選
第102回全国高校サッカー選手権新潟予選