関大一 vs 東海大仰星(写真=会田健司)

 再三のチャンスを関大一GK1飛鳥馬健太(2年)に阻まれていた東海大仰星だったが、遂に均衡を破る。35分、中央で相手のDFラインを破ったMF8芳田慶達(3年)がボックスに侵入したところで倒されPKを獲得。これを水永がしっかり沈めた。

 1点ビハインドで後半を迎えた関大一は47分にMF4高山陸(3年)の強烈なミドルにまたも飛鳥馬がファインセーブをみせチームを救う。すると、後半頭から投入されていたFW16石丸翔晴(1年)が軽快な動きでリズムを作る。中盤に下りてパスを引き出せば、寄せに来た相手を落ち着いて剥がし起点となった。

 それでも関大一が押し切れないでいると、東海大仰星がセットプレーから追加点を挙げる。75分、右CKにMF7中本昇(3年)が合わせると、これがクロスバーの下を叩き地面に当たってピッチに戻るも、ラインを越えたと判定が下され、リードが2点に広がった。

 これで後がなくなった関大一はDF5中谷優冴(3年)を前線に上げ、勝負に出る。すると80分、左からのクロスがこぼれたところをその中谷が流し込んだ。1点差に迫った関大一だったが、時間はすでにアディショナルタイム。CKにGKの飛鳥馬も上げてゴールを狙ったが追いつくことは出来ずにタイムアップ。2-1で逃げ切った東海大仰星が準決勝に進出した。

(文・写真=会田健司)

▽第102回全国高校サッカー選手権大阪予選
第102回全国高校サッカー選手権大阪予選