MF佐々木の決勝弾で帝京が韮崎を撃破!
帝京vs韮崎試合風景

帝京vs韮崎試合風景

 3月20日、春の温かさに見舞われる中、イギョラ杯の一戦として帝京韮崎の試合が行われた。

 最初のチャンスを掴んだのは帝京、前半10分に裏のスペースに抜け出したMF10番三浦颯太からFW5番赤井シャロッド裕貴がボールを受けシュート。しかし、これはGK河原田琢人の身体の張ったセービングに阻まれる。

 今度は韮崎のチャンス。前半13分、MF19番村松樹がボックス内でボールを持つと、絶妙なキックフェイントから切り返し、シュートを放つ。しかし、これはGK和田侑大がボールを跳ね返す。

 帝京は中々攻められない時間が続くも、6番五十嵐陸を筆頭に守備を固め守る。5番赤井がフィジカルを活かして前線で起点になろうとするも、韮崎DFが中々ボールを持たせてくれない。変わりに帝京高校は⒑番三浦、21番佐々木大貴、22番中瀬大夢が相手DF陣がボールを持った時に奪いに行きカウンターに繋げていた。

 対する韮崎は、アジリティーと切れのあるドリブルを持った攻撃陣を要し、前線で細かいパスワークと織り交ぜ崩そうとする。14番長田大輝19番村松のツートップ、小柄ながら82番原田敏秀の右サイドの突破が相手DF陣を脅かす。

 前半27分、帝京が早くも交代のカードを切る。MF9番大塚迅人に変えてFW8番遠藤巧を投入。

 前半35分、帝京高校がスローインからチャンスを迎える。FW8番遠藤がボックス内で反転からシュート。しかし、これはGK河原田に阻まれる。

 帝京は8番遠藤の投入で前線にターゲットが増え、収まる機会が増える。そしてそこから始まり、特に左サイドでの攻撃の時間帯が増え、少しずつペースを手繰り寄せていく。

 しかし、帝京はこのペースを活かす事が出来ないまま、前半は0-0のまま折り返す事となる。

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