喜ぶ東海大高輪台の選手たち

喜ぶ東海大高輪台の選手たち

東海大高輪台、堀越を下し開幕戦で勝ち点3ゲット!

 春一番が吹いた関東だが、陽ざしはもはや初夏を思わせる。そんな2月14日、T2リーグ2016が幕を開けた。東海大学高輪台総合グラウンドで行われたのは、東海大高輪台vs堀越の一戦。

 やや膠着状態となった試合の入り。その状況を打ち破ろうとしたか、前半9分。東海大高輪台13番・木南健太が遠目からシュートを放ち、ポストに直撃させる。これが合図となったように。東海大高輪台が徐々にペースをつかんでくる。
そして前半14分、右サイドからのクロスを11番・武井成豪が押し込み、東海大高輪台が先制に成功する。

 先制したことで緊張が解けたか、守備への動き出しも早くなる東海大高輪台。対する堀越はとりあえず前へ、というようなやや単調な攻撃になる。だが、セットプレーでは惜しいシュートまでいっている堀越。なんとか流れを持ってこようと、11番・齊藤一輝が中央に切り込み、7番・小磯雄大へパス。小磯はそのままボールをコントロールしながらシュートを放ち、攻撃の形を作っていく。
だが東海大高輪台DF陣も冷静に対処。前半はこのまま東海大高輪台1点のリードで折り返す。

 そして後半が始まって直後だった。
GK、DF陣が前へと引きずられているのを見逃さず、8番・大高陸がシュート。東海大高輪台が追加点を奪い、堀越の出ばなを挫く。
56分には3番・佐々木駿が強烈なシュートを放つがGKが弾き返す。63分にも今度は19番・小杉康太が1対1からシュートを放つが、これもGKががっちりとつかむナイスセーブ。堀越に得点を許さない。
東海大高輪台も決定的なシーンを何度も作り出すが決めきれない展開が続き、試合は2対0のまま終了。東海大高輪台が開幕戦で勝ち点3をゲットと幸先の良いスタートを切った。

 ファインセーブを連発したGK角田篤生、そして最終ラインからよく通る声で指示を出していた5番・木下勇樹を中心に、終始声が出続けており、東海大高輪台のチームとしての底力を感じる一戦だった。

(文・編集部)