全国8強の駒澤大学高等学校、帝京を下し白星発進!

 2月17日、T1リーグ第1節として行われた名門・帝京と先の選手権全国8強の駒澤大学高等学校の一戦は、どちらもリーグ初戦にかける想いがアップ時から見受けられた。

 立ち上がりからハイペースでゲームに入っていく両者、しかしフィジカル面での成熟が見受けられる駒澤大学高等学校が主導権を握る。スピード感と力強さのある駒澤大学高等学校の攻撃の前に、しっかりと守備で対応する帝京という構図で試合は運ばれていく。

 15分駒澤大学高等学校、中盤でボールを受けたFW10番矢崎一輝からMF8番菊池雄介へとボールを繋ぎ、絶妙なタイミングのスルーパスから左DF7番村上哲がボールを受ける。これをそのままシュートを放つも、ゴールにはならず。

 更に駒澤大学高等学校、21分には右サイドでタメを作ったFW10番矢崎からギャップでボールを受けたDF7番村上が強烈なシュートを放つもこれはゴールの外。10番矢崎と7番村上のコンビネーションから左サイドを崩していくシーンが目立つ。

 しかし、何としても攻めたい帝京も何とか選手が独力でこじあけようとする。22分、MF14番遠藤巧がドリブルで抜け出し、ロングシュートを放つ。これは枠を捉えきれないが、駒澤大学高等学校ゴールを脅かす。

 27分、駒澤大学高等学校はこの日最初の決定的チャンスをPKで手にする。しかし、キッカーDF3番佐藤揺太の強烈なシュートはバーを叩く。はね返りを自らヘディングで押し込もうとするも、GK和田侑大が冷静にキャッチ。

 35分、駒澤大学高等学校DF7番村上が相手のクリアボールを左サイドから強烈なボレー。これをGK和田が何とか外に弾く。ここで前半終了。駒澤大学高等学校MF10番矢崎一輝、DF7番村上哲の連携で何度もゴールに迫るも最後まで帝京ゴールを割ることは出来ない。攻められてはいるものの、落ち着いた守備で対応する帝京のDFラインとGKであった。

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