遠野イレブン(写真=会田健司)

 これでペースを掴んだ市立船橋は、前半終了間際の35+8分、FW10郡司璃来(3年)がバイタルエリアでドリブルを仕掛け、こぼれたところをMF16峯野倖(2年)が決めて追加点。暑さやケガ人が出たことなどで集中が難しい状況でも抜け目なくリードを広げ前半を終えた。

 後半立ち上がりも市立船橋は攻勢を緩めず、39分には郡司の折り返しをMF14足立陽(3年)が流し込み3点目。さらに46分にはMF7太田隼剛(3年)が獲得したPKを郡司がしっかり沈めリードを4点に広げる。

 一矢報いたい遠野は52分にゴール正面で得たFKで準備してきたトリックプレーを披露。相手の虚を突きMF10昆野翔太(3年)からのボールで裏に抜け出したDF3佐々木湧太(3年)が頭で中に折り返すと、これが相手のオウンゴールに繋がった。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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