佳境を迎えるT2リーグは第15節、今節最大の注目カードである首位多摩大目黒対2位都立東久留米総合の一戦が31日、都立東久留米総合高校グラウンドで行われた。先日行われた選手権都大会組み合わせ抽選で、奇しくも初戦で顔を合わせることが決まった両者。9月15日の前哨戦という意味でも負けられない重要な試合となった。

 13試合を消化し、11勝1敗1分け、勝ち点34を積み上げ堂々の首位を走る多摩大目黒。左MF20番、右MF8番が比較的高いポジションを維持する4-4-2の布陣で臨む。

 対するはここまで唯一無敗を誇る都立東久留米総合。13試合を終え、10勝0敗3分けで勝ち点は首位と僅かに1差の33。同じく4-4-2の布陣を組んで、リーグ最多の40得点を叩き出している攻撃力を武器に首位の座を狙った。

 首位攻防に相応しくスピード感溢れる一進一退の状況で立ち上がりの5分が経過する。ファーストチャンスを作り出したのは都立東久留米総合であった。6分、CKのチャンスから10番のクロスを15番がボレーで狙う。このシュートはクロスバーに嫌われゴールとはならなかったが、多摩大目黒のゴールを脅かした。さらに14分には右から左へと大きなサイドチェンジから、8番のクロスをゴール前、2番が頭で合わせるがゴール右へと外れる。

 「やってきたことをやれ!」とゲキが飛ぶ多摩大目黒の狙いはパスサッカー。落ち着いてボールを動かしながら好機を覗った。左サイドからのカットインで狙った11番のファーストシュートをきっかけに厚みの増した攻撃のタクトを振るうのは、青色のユニフォームの左腕に真っ赤なキャプテンマークを巻く左MF20番。15分には、ゴール前で落ち着いたボールキープから自らシュートまで持ち込むなどゴールへの強い意識が見受けられた。

 互いにチャンスを作り出す中、目立ったのは多摩大目黒GK1番。的確なコーチングとフィードの上手さを兼ね揃え、好守を連発。26分、ゴール前絶好の位置で与えたFKのピンチには素早く「壁6枚」を指示。しっかりとシュートコースを限定させ難なくセーブするなど抜群の安定感を見せつけた。

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