勢いづいた北越はボール支配率を高めて一気に逆転を狙うが、帝京長岡は主将のDF桑原航太を中心にはね返し、前半は1-1のまま終了する。

 後半、最初にチャンスを迎えたのは帝京長岡。同11分、前半途中からピッチに入ったMF松山北斗がMF廣井蘭人とのワンツーからシュート。これは北越GK内田智也がセーブするが、続く同12分、岡村のスルーパスに反応したMF山村朔冬がチップキックでゴールを奪い、帝京長岡が勝ち越しに成功する。

 追いつきたい北越は同20分にFW高橋航輝を投入。するとその2年生ストライカーが期待に応える。後半アディショナルタイム、右CKから繋いだボールをDF長谷川諒育がファーサイドから折り返すと、最後は高橋輝が左足で押し込み、土壇場で試合を振り出しに戻す。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選