FW坂田が決勝ゴール!茨木が大冠を1-0で下し準決勝進出

決勝ゴールを決めた茨木FW坂田晃樹

 2月27日、令和3年度大阪公立高校プレ大会の準々決勝が行われ、大冠vs茨木は、FW坂田晃樹の決勝点で茨木が大冠を1-0で下し準決勝に進出した。茨木は決勝進出を目指し、3月5日にJグリーン堺で大塚と対戦する。

 大冠のスターティングメンバーは
GK若松碧海
DF古家颯馬、日浅翔太郎、山本慎二、西田夏樹
MF河本陽生、牧竜司、小池翔真、中井空輝
FW中西隆晴、石井陸翔

 対して茨木は
GK藤原大輝
DF武田和樹、高橋岳、藤井優乃介、多田帆孝
MF伊崎陽斗、小林勇翔、高瀬英太郎、泉谷賢、乾晶仁
FW坂田晃樹
で試合に臨んだ。

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 3回戦で東淀川に3-0で完勝した大冠と、生野を3-1で破り勝ち上がってきた茨木。昨年の選手権では大冠が6回戦で金光大阪に、茨木は5回戦で大阪桐蔭に惜敗と公立校ながら私学のシード校と熱戦を繰り広げた両チームの対戦となった。

 中盤でのボールの奪い合いが続く中、最初にチャンスを迎えたのは大冠。4分、ロングスローからチャンスを作ると、最後はクロスに46番FW中西隆晴が飛び込むもあと一歩合わず。

 その後は次第に茨木が押し込み始める。12分にはポケットに走り込んだ76番MF高瀬英太郎がチャンスを作ると、28分には97番MF乾晶仁が右サイドからカットインドリブルを仕掛ける。しかし大冠DF陣も身体を張ってこれをブロック。大冠は8番MF山本慎二が中盤でボールをキープしファールを貰うも、FKをチャンスに繋げることが出来ない。前半は両チーム決定機を作れないままスコアレスで終える。

トルメンタにチャレンジする茨木イレブン

 後半に入りさらに攻勢を仕掛ける茨木。38分には39番FW坂田晃樹がボックス内右に侵入しシュート。51分には坂田の見事なポストプレーで2列目から抜け出した47番MF泉谷賢が決定機を迎えるがこれも決め切れない。

 茨木はセットプレーでも工夫を見せ、CKでは選手権で旋風を巻き起こした高川学園がみせたトルメンタにチャレンジ。FKでもデザインされたトリックプレーを見せるなど大冠ゴールに迫る。そして迎えた63分、左サイドを崩し22番MF小林勇翔がストレートボールを中に送ると、中央を抜け出した坂田がこれをピタリとコントロール。そのままGKとの1対1を制しゴールネットを揺らした。

 終盤に入り、同点に追い付きたい大冠は点を取りに前に圧力を掛ける。しかし、茨木がこの後もゲームを上手くコントロールしてそのまま逃げ切り。1-0で茨木が勝利し準決勝進出を決めた。大冠は攻撃陣がシュートを1本に抑え込まれ悔しい敗戦となった。

 (文・写真=会田健司)

▽令和3年度大阪公立高校プレ大会
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