神村学園が7-0でれいめいを撃破!危なげなくベスト4進出

神村学園 vs れいめい

 令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)で8強に入った鹿児島の雄が圧巻の攻撃力を見せ付け、危なげなくベスト4進出を決めた。

 11月4日、第100回全国高校サッカー選手権鹿児島予選準々決勝が行われ、神村学園れいめいと対戦。前半こそ1点に終わったが、後半に6ゴールを上げて準決勝に駒を進めた。

 3バックでスタートした神村学園は序盤から技術力の高さを見せ付け、最終ラインから丁寧にボールを繋いでいく。CBのビルドアップから中盤で佐藤璃樹(3年)、畠中健心(3年)がパスを受け、サイドにボールを展開。左サイドの篠原駿太(3年)、右サイドの笠置潤(2年)も積極的に仕掛けていく。しかし、前半は相手の粘り強い守備を崩せず、トップ下の大迫塁(2年)、FW福田師王に良い形でボールが入らない。それでも独力で突破し、決定機を演出。15分には福田のポストプレーから大迫が得意の左足でゴールを狙った。

 その後もセットプレーなども織り交ぜながら、相手ゴールに迫っていく。猛攻を続けていた中で、スコアが動いたのは前半終了間際だった。アディショナルタイムに佐藤から福田に縦パスが入る。これを受けた福田はキレのあるターンで前を向き、迷わずに左足を振り抜いた。これがネットを揺らし、神村学園が1点リードで前半を終えた。

神村学園 vs れいめい

【フォトギャラリー】神村学園 vs れいめい

 迎えた後半。神村学園はスペースに走る動きなどを増やし、相手守備陣に揺さぶりを掛ける。すると、最終ラインが下がって中盤にスペースが生まれて前を向いた状態でボールを受けるシーンが増加。55分にはFW片山捷真(3年)のパスを受けた大迫が左足でゴールを奪うと、64分には篠原、直後の66分には福田がネットを揺らして一気に畳み掛けた。

 勢いに乗った神村学園はその後も攻撃の手を緩めない。76分には比良柊斗(3年)、78分には山元陸未(3年)、前原慶維(3年)が決め、終わってみれば7-0の圧勝で4強入りを決めた。

▽第100回全国高校サッカー選手権鹿児島予選
第100回全国高校サッカー選手権鹿児島予選