市立船橋がインハイ予選のリベンジ!習志野を下し4強に進出!

習志野 vs 市立船橋

 10月30日、第100回全国高校サッカー選手権千葉予選の決勝トーナメント準々決勝が行われ、習志野市立船橋が対戦した。

 習志野は決勝トーナメント1回戦で東葛飾を、2回戦で東京学館を下し準々決勝に進出。一方の市立船橋は2回戦で東海大浦安に先制を許しながらも逆転勝利し準々決勝へと駒を進め、インハイ予選同様、両チームは準々決勝で顔を合わせた。

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 習志野のキックオフで試合が開始されると、立ち上がりから習志野が好機を演出。FK、さらにCKのチャンスを掴み、DF8細井響(3年)からのクリスにMF10佐伯亮太(3年)がヘッドで合わせるものの、ゴールラインを割り得点ならず。続けざまに習志野は前半5分、ロングスローから得点を狙うものの、市立船橋GK1ドゥーリー大河(2年)に直接キャッチされてしまう。

 対する市立船橋は、高い位置からプレッシャーを強めてくる習志野のディフェンスに苦戦。序盤はなかなかビルドアップできなかったものの、徐々に慣れてくるとパスをつなぎはじめ前半12分、市立船橋はMF8武藤寛(3年)がボールを持って運びミドルシュート。この強烈な一発は、惜しくもバーを越えてしまう。

 逆に習志野は前半14分、FW16西川雪夏(3年)が中盤で市立船橋DF5針谷奎人(3年)から狙いすましたかのようにボールを奪うと、ヘディングでトラップしながらそのまま運びシュート。しかしこれはゴール左に外れてしまう。

 今度は市立船橋が反撃。前半24分、FKのチャンスを得るとFW20郡司璃来(1年)のクロスにDF23五耒凌空(1年)がヘディングを合わせるものの、習志野GK1荻原智輝(3年)がキャッチする。

 その後も強豪同士の激突らしい、素早く攻守が入れ替わる攻防が続くものの、お互いゴールを奪うことはできず、前半をスコアレスで折り返す。

ゴールに喜ぶ市立船橋イレブン

 後半に入ると、立ち上がりから習志野に決定機が訪れる。右サイドからのパスを受けたMF24田代暖眞(2年)が左サイドに展開。走り込んできたDF5飯田蒼也(3年)がシュートを放つものの、惜しくも外れ、ここでもゴールは奪えない。

 すると市立船橋は後半4分、FW郡司の出したパスにFW13青垣翔(2年)が反応。シュートを狙いに行くもGKと衝突し、これがPKの判定。このPKをMF武藤が落ち着いて決め、市立船橋が先制する。

 その後習志野もFW西川やMF佐伯らがゴールを奪いにかかるも、市立船橋はDF針谷やDF4小笠原広将(3年)が体を張ったディフェンス、そしてGKドゥーリー大河も必死のセービングを見せ、得点を許さない。

 結局このまま試合終了のホイッスルが吹かれ、1-0で市立船橋が勝利。インハイ予選のリベンジに成功した市立船橋が準決勝に駒を進めた。

▽第100回全国高校サッカー選手権千葉予選
第100回全国高校サッカー選手権千葉予選