前橋育英が“宿敵”桐生第一を下す!昨年のリベンジ果たし2年ぶりの選手権へ!

前橋育英 vs 桐生第一

 11月23日、第100回全国高校サッカー選手権群馬予選の決勝トーナメント決勝が行われ、前橋育英桐生第一が対戦した。

 両チームとも高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関東に所属しており、インターハイ予選決勝も同じ顔合わせ。その時は前橋育英がPK戦の末に勝利している。

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 試合は桐生第一のキックオフで開始。両チームとも立ち上がりからショートパスからのビルドアップを狙うものの、コンパクトに連動したプレスにより自由にボールを蹴らせない。そのためDFの背後を狙うロングボールが増えてくる。

 両チームともディフェンスは固く、ロングボールにも対応。セカンドボールの取り合いとなる。しかし徐々に桐生第一がCBとボランチからショートパスをつなぎ、FW11吉田遥汰(3年)への縦パスで前橋育英ゴールに迫る。

 前半6分、桐生第一が好機を作る。FW9関根大就(3年)がゴール前でシュートを放つものの、これはバーを超えてしまう。

 対する前橋育英も前半10分、ゴール前でMF11渡邊亮平(3年)がシュートを放つものの、ここは桐生第一のGK1竹田大希(3年)が直接キャッチ。さらにその直後には前橋育英が立て続けにシュートを放つも、桐生第一ディフェンス陣がきっちり守りゴールを割らせない。

 その後、桐生第一もFKやロングスローなどリスタートから好機を演出するものの、DF4桑子流空(3年)らを中心とした前橋育英の守りも固く、ゴールを奪うことができない。結局前半は両チームとも得点無く、スコアレスで折り返す。

勝利に喜ぶ前橋育英イレブン

 後半に入ると前橋育英が素早いプレスからボールを奪いサイドに展開して攻撃を仕掛けるシーンが多くなる。

 すると後半13分、前橋育英はMF10笠柳翼(3年)がFW9守屋練太郎(3年)へパス。これを守屋が落ち着いてファーサイドに決め、前橋育英が貴重な1点を先制する。

 しかし後半20分には桐生第一も反撃。ロングボールに反応したFW吉田が抜け出し、あわやの場面を作るものの、前橋育英DF桑子がギリギリでブロックし、得点を奪わせない。

 その後は桐生第一がDF2倉上忍(3年)が、前橋育英はアディショナルタイムにFW守屋が惜しいシュートを放つものの得点には結び付かない。

 試合はこのままタイムアップの笛が吹かれ、1-0で前橋育英が桐生第一を下し、昨年のリベンジを果たした。

 決勝に勝利した前橋育英は、12月29日に全国大会1回戦で草津東(滋賀)と初戦を戦う。

▽第100回全国高校サッカー選手権群馬予選
第100回全国高校サッカー選手権群馬予選