東海大福岡が八幡に13発大勝で首位浮上!理想とする形が見えた実り多き勝利

東海大福岡主将のDF上本銀太(写真=森田将義)

 高円宮杯U-18サッカーリーグ2021福岡は、10日に第10節を実施。東海大福岡と八幡の一戦は、DF上本銀太(3年)の先制点を皮切りに13点を奪った東海大福岡が大勝した。

 首位の高稜、2位の東福岡Bとの勝点差は2。主将の上本が「勝点が変わらない上位勢と順位が入れ替わるチャンスなので、得点の所を意識して試合に入った」が話す通り、首位浮上を狙う東海大福岡にとっては勝点3と共に得失点差を考え、大量得点が必須の試合だった。

 意気込みを示すかのように前半2分には左CKから上本がヘディング弾を叩き込み、幸先の良いスタートを切った。以降もゴールラッシュを繰り広げた東海大福岡で目を惹いたのは3トップの存在だ。この日は、エースのFW小濵弘貴(3年)が怪我で欠場となったが、代わって入ったFW親泊大斗(3年)がCFとして躍動。元々は中盤の選手であるため、前線で張って待ち構えるのではなく、「ボールをいっぱい触ってリズムを作っていくのが得意なので、流動的に動いている」(親泊)のが特徴。親泊ら前線の選手をポイントにサイドからのオーバーラップやゴール前へのスルーパスなど、積極的な飛び出しで、八幡に襲い掛かった。

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東海大福岡vs八幡(写真=森田将義)

 序盤はゴール前でわずかに合わない場面も見られたが、「時間が経つにつれて、FWの3人が合うようになってきた」(親泊)。FW村上愛和(3年)も「一人が落ちて、一人が抜け出す動きは練習からできているので、それが出せた」(FW村上愛和、3年)と続けるように、息の合った連携から次々にゴールネットを揺らしていく。10分には、MF竹田弘之介(2年)のパスから、DF松尾遥人(3年)が右サイドをオーバーラップ。ゴール前に入れたボールを反対サイドの村上が合わせた。

 3点目が続かず、「前半でもっと得点を獲って、早いうちに試合を決めたかった」(上本)のも事実だが、28分には松尾のクロスから、上本が自身2点目をマーク。直後の29分には親泊、38分には村上と立て続けにゴールネットを揺らし、前半を5-0で終えるなど前半のうちに勝負の行方を決定づけた。

 後半に入ってからも、勢いは衰えない。後半2分には、高い位置でのボール奪取から、FW安仁屋凱心(3年)がゴールネットを揺らし、点差は6点差に。13分と14分には途中出場のFW大森裕介(1年)がタイミングの良い飛び出しから、2連続ゴールを奪った。17分にはFW寒竹祐輝(2年)に一点を返されたものの、勢いは止まらず後半26分までに奪ったゴール数は13を記録した。残り15分を切ってからのゴールは途絶えたため、村上は「後半は10点くらい獲りたかったけど、運動量が落ちて決定力を欠いてしまった」と反省したが、大丸忠監督が「今日は点差以上に中身が大事。トラップとパスの連続ではボールが前に進まないけど、ワンタッチプレーも多かったので評価したい」と話した通り、理想とする形が見えた実り多き勝利となった。

(文・写真=森田将義)