少ないチャンスをしっかりとモノにした堀越が準決勝進出!東京実業は粘りを見せるも無念の敗退

東京実業 vs 堀越

 10月24日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の2次トーナメントAブロック準々決勝が行われ、東京実業堀越が対戦した。

 試合は東京実業のキックオフでスタート。堀越はDFからビルドアップして相手ゴールに迫る展開。対して東京実業はコンパクトな陣形でブロック形成しボールを奪えばショートカウンター気味に得点を狙いに行く。

 堀越は、前に急ぐ事なくパスを回し相手を走らせ、守備にズレが出ることを狙い続けると、このパス回しがジャブのように少し効き始め、先制点のチャンスが堀越に訪れる。

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 前半18分、堀越10番の古澤希竜が右サイドに展開されてきたボールをエリアの中でワントラップ入れ、冷静にコースを狙い澄ましシュートを放つと、これが見事に決まり、貴重な先制点を挙げる。

 先制点を奪った後も、堀越がボールを支配する展開が続くが、東京実業は左サイドをメインに同点ゴールを狙う。

 すると前半37分、東京実業は直接ゴールも狙える距離でFKを獲得するがGK正面となってしまう。結局前半は1-0と堀越のリードで折り返す。

ゴールに喜ぶ堀越の選手たち

 後半に入ると東京実業もエンジンが掛かり始めて相手エリアに攻め込む事が多くなる。すると後半6分、直接FKから東京実業4番の漆畑龍空がヘディングシュート打つも、惜しくもポストに弾かれ決定機を逃してしまう。堀越にとってはヒヤリとする場面だった。

 前半は堀越にボールを支配されながらも、後半は逆に東京実業がボールを支配するゲーム展開。ここからも同点ゴールを奪いに東京実業が猛攻を仕掛けるが、堀越は慌てる事なく冷静に対応。

 すると間もなくタイムアップ。相手を無失点に抑えつつ、決して多くないチャンスシーンで決定機をしっかり決めた堀越に軍配が上がった。1-0で東京実業に勝利した堀越は準決勝に進出し、成立学園と対戦する。

▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選