早大学院が東京朝鮮中高級学校を下し2回戦進出

早大学院 vs 東京朝鮮中高級学校

 10月9日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選1回戦が行われ、早大学院東京朝鮮中高級学校が対戦し、1-0で早大学院が勝利し次戦に駒を進めた。

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 試合開始早々にゴール前で混戦の状況を作る早大学院だったがシュートに至らず。前半14分、早大学院は右CKからファーサイドに来たボールを5番中原健太がヘディングで合わせるも僅かに打点が合わずゴール上へと外れる。

 東京朝鮮中高級学校は、押し込まれている展開だったがチャンスが訪れる。同20分、左サイドのFKからニアで東京朝鮮10番キムサンウオンがダイビングヘッドでシュート打つが、これはゴール上と外れてしまう。これを機に、東京朝鮮中高級学校がペースを握り始める。双方が拮抗した状況のまま0-0で前半を終えた。

 後半最初のチャンスは東京朝鮮中高級学校。後半3分、左サイドから11番チョンテナムがクロスを上げるとニアに走り込んできた9番チャミョンギがヘディングシュート。しかし、これはゴールならず。同7分には、東京朝鮮7番パクソラが相手陣内でDFからボールを奪いGKと1対1になり最大の決定機を迎えるも、決めきれない。すると同20分についに試合が動く。早大学院がDF裏のスペースに蹴り込むと、東京朝鮮中高級学校GKが飛び出し、クリアを試みるも、ハンドを犯してしまい一発退場。このFKを早大学院3番笹木大史が見事に直接決めて先制に成功する。

 東京朝鮮中高級学校は10人となった上に、先制ゴールを許してしまい苦しい状況に。同36分 早大学院がまたもDF裏へのスペースからチャンスを得るが追加点とはならず。決して勝利を諦めない東京朝鮮中高級学校は、このピンチを耐えたとこで反撃に転じたいところ。しかし、早大学院は残り時間をリスクを取らずゲームコントロールしタイムアップ。1-0で早大学院が勝利し次戦へ駒を進めた。

 両校とも攻守の切り替えが早く拮抗した展開だったが、東京朝鮮中高級学校に退場者が出たところで、FKをものにした早大学院が見事だった。

▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選