終始試合のペースを握った東京実業が4-0で都立福生に完封勝ち

東京実業 vs 都立福生

 9月11日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選のブロック準決勝で東京実業都立福生が対戦した。試合開始の序盤こそお互いに激しいチェイシングで互角な展開。しかし、時間が経つにつれて東京実業がペースを握り相手の陣地でボールを動かす時間が多くなり、最後まで都立福生にチャンスを作らせず4-0で勝利し次戦に駒を進めた。

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 試合は東京実業のキックオフでスタート。互いにチェイシングが激しく、ロングボールを多用しセカンドボールから攻撃を作る展開で拮抗するも、前半38分に右サイドからファーサイドに流れてきたボールを東京実業11番阿部晃暉がボレーシュートで決め待望の先制点を奪取。その後、東京実業が都立福生のエリアでボールを動かすも追加点は奪えず前半終了。

東京実業 vs 都立福生

 追加点の欲しい東京実業は、後半14分に4番漆畑龍空からのロングスローをゴール前で密集してるなか東京実業の選手がヘディングでそらしたボールはゴールポストに阻まれ追加点ならず。しかし、後半20分、東京実業11番阿部がGKの弾いたこぼれ球を押し込み追加点を奪取。すると後半25分には、東京実業の右サイドからCK。ゴール前で密集してる中、こぼれたボールを冷静に3番岩野隆斗が決め点差を広げる3点目。そしてトドメは、後半40分、東京実業11番阿部が中央でパスを受けると、左サイドからボールホルダーを追い越して来た22番野口光太郎へパス。これをワントラップしてから見事に沈め、4-0で東京実業が勝利をおさめた。一方、敗れた都立福生は、何としても意地の1点を取りたいところだったが、攻守の切替が早い東京実業に攻撃の芽を摘まれ、無念の完封負けとなった。

▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選