守備に回される時間はむしろ大津ペース“ハチの一刺し”で初のベスト4進出!

大津 vs 前橋育英(写真=矢島公彦)

 「自分たちは守備で頑張るチーム。相手にボールを持たれても最後のところで(自由に)シュートを打たせないという守備をみんなで協力しながらできた」。

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 大津(熊本)の守備のかなめであるCB寺岡潤一郎(3年)が、こういって胸を張った。立ち上がりから攻撃力のある前橋育英(群馬)にボールを握られ、再現性の高いサイドアタックに手こずらされたが、慌てることはなく、要所を締めた。守備に回される時間は、むしろ大津のペースかもしれない。そういっても過言ではないくらい粘り強い対応が光った。

 高円宮杯JFA U-18プレミアリーグWESTでの激戦の積み重ねが堅守に磨きがかかった。強豪ひしめく「WEST」で、大津は今年度4位につけたが、何より失点の少なさが目を引く。寺岡自身も「プレミアでの経験がすごく生きている」と語り、次のように言葉をつなぐ。

 「名古屋やG大阪、広島など、ハーフスペースをねらってくるチームに対して、スペースを消したり、横にずれながら、うまく対応できていた。今日もあの守備のイメージを参考にプレーした」。

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