麻布 vs 都立板橋

　4月29日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ（総体）東京予選中支部の2回戦、麻布対都立板橋の一戦が雨の中で行われた。

　麻布はGK1笹原太郎（2年）、DF3八木琳太郎（3年）、DF5稲垣颯（3年）、DF12北原圭祐（2年）、DF2倉持康佑（2年）、MF7石井風輝（2年）、MF10開発和樹（3年）、MF16小花知斗（2年）、FW8藤井陽大（3年）、FW9近藤燿暉（2年）、FW19佐々木航（2年）というスターティングメンバー。対する都立板橋は、GK1福井陸斗（3年）、MF9中井晴友（3年）、DF4西口隼樹（2年）、DF23山本憲吾（2年）、DF8川﨑洸太朗（2年）、DF7八島望典（3年）、DF19峯岸航佑（3年）、MF14片岡聖波（2年）、MF6松永伊吹（2年）、FW10多田汎和（2年）、FW12相川恭真（2年）がスターティングメンバーに名を連ねた。

　試合開始早々から一進一退の攻防を繰り広げる両チーム。前半2分、都立板橋はMF片岡が右サイドからの攻めを見せ、中にクロスを放るもここは合わない。一方の麻布は前半5分、FW藤井が左サイドからボールを運び、シュートを放つもののGKにセーブされる。

　都立板橋は前半14分、DF川崎がドリブルで突破しシュートを打つも、わずかにポストを外れ、得点を奪うことはできない。さらにCKのチャンスを作るものの、麻布の固いディフェンスが崩せない。

　対する麻布も反撃。前半30分、ボールを受けたFW佐々木がシュートを打つも枠を捉えることはできない。しかし前半終了間際の33分、FW藤井からのクロスを受けたFW近藤がシュートを放つと、ボールはネットを揺らし、麻布が先制に成功。前半はこのまま1-0と麻布リードで折り返す。

麻布 vs 都立板橋

　後半に入ると、立ち上がりから麻布が追加点を奪う。ボールの奪い合いからFW藤井へのクロスを送られるとこれを藤井がしっかり収めシュートを放つと、ボールはゴールに吸い込まれ2-0とする。

　得点を奪いたい都立板橋はMF中井のサイドアタックなど、必死に反撃を試みるも、やや攻撃の決め手に欠き、麻布のディフェンスを崩すことができない。逆に麻布は再三相手の裏を狙うプレーを見せるも、オフサイドや都立板橋の必死のディフェンスでゴールを奪えない。

　結局試合はこのまま2-0で終了。「ラスト5分」と「立ち上がりの5分」にしっかりと得点した麻布が都立板橋を下し、ブロック決勝に進出した。