攻める東海大高輪台、耐える青稜の試合は1点勝負へ

キックオフ

 2021年度令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選1次トーナメント1回戦で東海大高輪台青稜が激突。試合の主導権を終始握っていた東海大高輪台が試合終盤に値千金となる決勝点を挙げ青稜を破った。

 東海大高輪台スターティングメンバーは、GK1大島脩耶(3年)、DF2高橋優太朗(3年)、DF3谷地田拓未(3年)、DF4加藤佑太郎(3年)、MF6伊豆川泰生(3年)、MF8中枝武斗(3年)、MF12柳本華弥(2年)、MF16秋田大空(2年)、MF10恩田修太(3年)、MF23小出樹依(3年)、FW9田丸舜介(3年)。対する青稜高校は、GK1栗山佳大(3年)、DF2中村晃(3年)、DF3濱谷悠貴(3年)、DF4堀史卓(3年)、DF12田所祐太郎(3年)、MF6河合亮真(3年)、MF16三輪大智(3年)、MF8稲川侑己(3年)、MF10加藤隼人(3年)、MF11太田代和志(3年)、FW9松原快児(3年)がスターティングメンバーに名を連ねた。

 ゲームの立ち上がりから主導権を握ったのは、東海大高輪台。MF6伊豆川泰生、DF3谷地田拓未がビルドアップから正確なロングパスで効果的にサイドに散らしMF8中枝武斗、DF4加藤佑太郎がサイドで積極的な仕掛けで青稜ゴールに襲いかかる時間が続いた。一方、凌ぐ展開が続く青稜は、左サイドでMF16三輪大智がドリブルからの個人突破で反撃の糸口を探す。なかなかリズムが掴めない青稜は、ベンチの指揮官からも「我慢しろ!」と檄が飛ぶ。すると、青稜MF10加藤隼人が東海大高輪台DF陣のパスミスをカットしゴール前にドリブルで侵入するも、東海大高輪台DF3谷地田拓未の素早いタックルで防がれてしまう。東海大高輪台がポッゼッションで優位に立ったが、青稜が絶えてスコアレスドローで前半を折り返した。

東海大高輪台 vs 青稜

 後半に突入すると、東海大高輪台は、DF5番梅沢颯を前線のターゲットマンとして起用し高さを活かしたポストプレー、ヘディングの落としでMF8中枝武斗がスペースへ効果的な飛び出しからチャンスを作る。その流れから右サイドに展開されたボールをMF6伊豆川泰生がカットインから左足を振りぬきシュートを放つも、青稜のGK1栗山佳大にパンチングでクリアされてしまう。青稜は、MF10加藤隼人、FW9松原快児が前線でカウンターの攻撃として個人技からの突破を試みるも、攻撃の連動性を作ることができない。それならばと、セットプレイで得たチャンスをMF11太田代和志がタイミングを合わせたヘディングシュートを放つもゴールキーパーの正面に。東海大高輪台も後半のスペースが空いた時間帯になるとMF16秋田大空のスピードを活かしたサイド突破が増えるも、青稜はDF12田所祐太郎を中心に身体を張ったプレイでゴールを許さない。

 

 後半も終盤に突入。ここでスコアを動かしたのは東海大高輪台だった。MF16秋田大空が右サイドを突破し折り返したボールをこの試合で攻守で奮闘したMF6伊豆川泰生が左足のダイレクトシュートでついに試合の均衡を破った。なんとか追いつきたい青稜も、DF13木村陽がロングスローを前線に放り込みこぼれたボールを左足で強烈なシュートも僅かにゴール枠へ。ここで試合終了のホイッスル。東海大高輪台が1次トーナメント2回戦へと駒を進めた。

▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選